
日本が誇る大企業のソニーが、とうとうドローン事業に参入してきましたね。
その名も「Airpeak」と言うそうです。
カメラ業界でも高品質なセンサーを開発しており、映像クリエイターもドローンを活用した空撮や映画撮影などが増えている現状では、ソニーが本腰を入れるのも不思議ではありませんよね。
公式映像はすでに見ましたか?
短時間の映像で何がなんだか解りませんが、何かかっこいい!・・では、終われません。
まだまだ未知のAirpeakですが、現在活躍しているドローンをおさらいしながら、世界シェアどう取るのか考察していきたいと思います。
ドローンの課題
日本企業がドローンを真剣に開発するとこうなります!と、びっくりするような技術が含まれているのを期待してしまいますね。
ドローンを利用する目的は何も空撮だけではありません。
- 赤外線カメラを搭載し発電所やインフラの点検
- 災害救助
- 荷物の輸送
- 生態調査
- 広告などの宣伝
- 3Dマッピング
- 畑や田んぼの肥料散布
- レースバトル等の娯楽
- セキュリティ強化
他にも医療やスポーツにも様々な応用が出来るかと思います。
そういった利用目的で課題になるのが「安定・耐久性」「機能」そして「価格」がシェアを左右します。
2020年のドローン技術はどうなっているのか、それをいくつか紹介させて頂きます。
飛行安定性
ドローン選びにも自分の腕前が悪ければ10万円のドローンを1分で破壊しちゃうなんて事もあります。
何より広大な大地で使用するのであれば良いのですが、日本では国道が多くなっており、航空法では無関係な施設や人から30m以上離さないといけません。
その為には、しっかりと安定させる機能を保有したドローンを選ばないといけません。
どんな機能かというと、ジャイロセンサーが非常に便利です。
このジャイロセンサーは、自動で傾きを調整してくれるので、しっかりと思った方向にコントロール出来るシステムです。
他にもGPS機能があれば座標を制御して定位置でホバリングをしたり、地図に最後の着陸位置を示すことが出来るので、紛失したときにもすぐに見つける事が出来ます。

また、ワンキーリターンと呼ばれる自動帰還システムもあればなお良いですね。
ワンキーリターンは、ボタン1つでドローンが帰ってきてくれる機能です。

これに加えて電波状況が悪くなったときに自動帰還するシステムもあればさらに安定性が増します。
撮影機能
ソニーなら間違いなさそうですが、カメラの品質も非常に大事ですよね。
プロカメラマンが太鼓判を押す高品質な映像を撮影できるドローンも存在します。
Autel Roboticsが販売している「EVO II」では、世界最小クラスで6K30fps動画・8K画像の撮影を可能にしています。
そして、ソニーは世界最高クラスのカメラ「α7S III」というミラーレスカメラがあります。
これは4Kで120fpsという超滑らかな撮影が可能で、さらに高感度で夜景にも強いという特徴があります。

天の川だってとっても綺麗に最高のポジションで撮影する事も出来るでしょう。
こういった最高品質の撮影機能が合わされば世界髄一と言えるようなドローンになるかもしれません。
他には人や乗り物を自動追尾するような機能もついているものもあります。

撮影するうえで、なめらかに対象物を撮影する事は、初心者でも便利な機能を利用すれば撮影出来る時代なんですね。
価格
現在の空撮用ドローンでは4K撮影が出来るものでも10万円以下で購入が出来ます。
そういった価格競争にどう食い込んでくるのか気になるところですよね。
2020年ドローンの価格例

単体価格:59,400円
サイズ:24.5×28.9×5.6cm
重量:199g
撮影機能:最大4K30fps
飛行時間:18分
最大伝送距離:6km

単体価格:229,000円
サイズ:42.4×35.4×11.0cm
重量:1,150g前後
撮影機能:最大6K(画像は最大8K)
飛行時間:40分
最大伝送距離:9km
このようなバランス型の低価格ドローンや、撮影機能に特化したドローン等にどう対抗していくのかソニーの腕の見せ所です。
ちなみに、撮影機能に特化したEVO2のカメラはソニー製のものを使用しております。
ソニー製ドローン「Airpeak」のまとめ
他にもアプリ面なども気になるところではありますが、ソニーはプレイステーション5やVRなども展開しているので、是非ともそういったデバイスとも連携したりして独自の観点から最高のドローンを開発して欲しいです。
是非、日本から世界シェアをとれるドローンが出てきて欲しいですね!